プリズムメガネについて

トリプル銀座では、プリズムレンズを使用して、物が二重に見えたり、2つに見えたりでお困りのお客様に、物がスッキリ1つに見える専用メガネをお作りしています。複視、スマホの長時間使用などによる急性内斜視でお悩みのお客様、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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プリズムレンズとは

三角プリズム

透明な物質で作られた三角柱をプリズムといい、その底辺を基底(Base)、2平面が交差してなす角を頂角といいます。プリズムは凸レンズ(遠視矯正用)のように光を収束したり、凹レンズ(近視矯正用)のように光を発散させることなく、光の進路のみを変えることができます。光がプリズムにより基底方向に進路を変える現象をプリズム作用といいます。

プリズムの単位、表示方

メガネレンズのプリズム作用の程度をあらわす単位はプリズムジオプトリー(△)です。プリズムから1m離れた所でh cmのズレが生じる時、そのプリズム量は「h/1 △」です。プリズムを通して見ると、物体像は頂点方向に移動して見えます(図1)。

プリズムの表示は、プリズムの強さ(△)と基底方向であらわします。基底方向は90°などと表示されることもありますが、基底が水平方向の鼻側にある場合を基底内方(Base In)、耳側にある場合を基底外方(Base Out)、垂直方向の上にある場合を基底上方(Base Up)、下にある場合を基底下方(Base Down)と表示されることが多いようです(図2)。例えば「5△Base In」などと表記されます。

プリズムによる物体の見え方
図1 プリズムによる物体の見え方
プリズムの基底
図2 プリズムの基底

レンズのプリズム作用

プリズム効果を利用して、メガネでは両眼で見た時にものが二重に見える複視や斜位などの矯正に使用されますが、近視であろうと遠視であろうと度が入っているレンズは微小なプリズムの集まりです(図3)。度数が強いほどプリズムの強さも強くなります。

メガネレンズはプリズムの集合
図3
レンズ中心がずれた場合
図4

図4のような意図しないプリズム作用は目の疲れにつながります。特に強度近視、強度遠視、左右の度数差が大きい不同視の方は少しのずれでも大きなプリズム作用が働きます。また人間は目を内側に動かす寄り目(輻輳)や両眼を同時に上下に動かすのは得意ですが、目を外向きに動かす離し目(開散)、目を片方ずつ上下に動かすのは苦手で、目の疲れの原因となります(図4)。

トリプル銀座では不必要なプリズム作用が目に負担をかけないように、メガネ着用時の目の位置の測定、フィッティングなどを丁寧に行なっております。

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